子どもの思考がアクティブになる6年国語の物語文「海の命」の発問ネタ、アイディア集です。
【6年国語】「海の命」授業、発問ネタ・アイディア集
単元を貫いて課題とすることは
なぜ太一はクエをとらなかったのか?
です。ここを解明するために段階を追って読んでいきます。
「『海に住んでいた』ってことは、海の中に家があったの?」
「いや、違う(笑)」
・海とともにくらしている
・家にいるぐらい、海にいる
・海がなかったら生活ができない
・海のめぐみのおかげで生きられている
・太一の家族にとって海がとても大切である
・海からのおくりもので生かされている
・「海でとっている」ではなく「海からもらっている」という感覚
・命をとって生活している
矛盾に気づかせる。
「海のめぐみ」と話していた父にも「欲」があったのではないかと考えさせる。
ほぼ「与吉じいさでないとだめだった」と意見を述べる。
・父が死んだ海で働いていたから
・太一はいつか父がとろうとしたクエをとりたいと考えているから
・生きるためにはたくさんとる必要はない
・不漁をなくすため、魚がなくならないようにする
・海のバランスを考えている
・与吉じいさがいなくても1人で漁に出られるようになった
・漁の作業をほとんど1人でやるようになったから
・父のかたきであるクエをとりたいという思い
・いつでも魚がとれるということ
・海のことを知り尽くしたということ
・「とうとう、父の海にやってきたのだ」とあるから、父とならぶ一人前になったということ
・このクエをとりたい
・このクエをとって一人前の漁師になりたい
・父のかたきをとりたい
・太一の本当の思いとは逆のことをしている
・本当はクエをとりたいが、無理やりとらないでおこうと決めた
・自分の「とりたい」という思いをおさえた
・ちがう
・とらないことが一人前の漁師
・父が持っていた欲を太一は抑えることができた
・与吉じいさの「千びきに1ぴき」の考えにつながる
・太一がクエをとらないという選択をした、つまり海の命を取らなかったことで、あらたな命が生まれたことを意味している
まとめ
太一がクエをとらなかったのはなぜか?
これが大きな課題であることをどの場面の学習でも子どもに意識させることが大切だと思います。
言葉の細かい使い方にこだわって読み、自分の考えが持てるようになってほしいという思いで授業を行います。
以上です!ご覧いただきありがとうございました!