- 情報産業が発信する情報とわたしたちの生活とのかかわりに関心をもち,わたしたちが情報を入手,活用している様子や,情報産業がどのように情報を提供しているのかを意欲的に調べようとする(学びに向かう力・人間性)
- 情報がわたしたちに及ぼす影響から,情報産業の果たす役割と責任や情報を受ける側の正しい判断の必要性について考え,適切に表現している(思考・判断・表現)
- いろいろなメディアの特徴や,情報産業の役割や責任の大きさと情報を受け取る側の正しい判断の必要性を理解している(知識・技能)
いかに我々の生活は情報に囲まれているか。またそういった情報はどのように我々に届けられるのか。
これらを知ることで情報と正しく向き合う態度や判断力も育みたい単元です。
ではいきましょう!
- 5年社会「情報社会に生きるわたしたち」授業アイディア
- ①「情報」って何ですか?
- ②これらの情報を手に入れるためには?
- ③インターネット、テレビ、ラジオ、新聞、それぞれのメリットは?
- ④インターネット、テレビ、ラジオ、新聞、それぞれの大きな違いは?
- ⑤新聞にはどのような情報が載っていますか?
- ⑥新聞がどのように作られているのか。新聞ができるまでの写真を並び替えて予想しましょう。
- ⑦教科書や資料集で、新聞がどのように作られているのか確認しましょう。
- ⑧新聞やインターネットなど、これらを使って一番見られている情報は何だと思いますか?
- ⑨気象情報ってどんな情報ですか?
- ⑩気象情報はどんな時に調べますか?
- ⑪スーパーマーケットなどのお店も気象情報を活用しているが、何のために活用している?
- ⑫お店だけでなく、観光や医療においても情報は活用されています。どんな活用がされているのか予想し、調べてみましょう。
- ⑬商売、観光、医療の他に情報を活用している分野について調べてみましょう。
- まとめ
5年社会「情報社会に生きるわたしたち」授業アイディア
①「情報」って何ですか?
天気予報 ニュース 時計 株価 献立 教科書の内容 など
②これらの情報を手に入れるためには?
テレビ 携帯電話 インターネット 本 雑誌 広告 新聞 SNS 手紙 口コミ ラジオ など
③インターネット、テレビ、ラジオ、新聞、それぞれのメリットは?
教室を大きく4つのグループに分け、どのメリットを考えるのかを割り当て、何個黒板に書けるかリレー形式にするとかなり盛り上がります。
④インターネット、テレビ、ラジオ、新聞、それぞれの大きな違いは?
ラジオ→主に音
新聞→文字、写真
テレビ→音、映像、文字
インターネット→多くの人との交流が可能
⑤新聞にはどのような情報が載っていますか?
テレビ欄 天気予報 スポーツニュース 事件 四コマ など
新聞がどのように作られているのかを調べていくのですが、現在は新聞をとっていない家庭も多くいます。
なのでまずは新聞に興味を持ってもらうためにじっくり新聞を眺める時間をとるとよいでしょう。
様々な発見があります。
私はそれプラス、「『の』の字探しゲーム」というのをします。
グループに1ページ配り、ひらがなの「の」があれば赤で○をつけさせます。
時間を決め、何個探せたか勝負させます。
かなり盛り上がるし、字が多く、何が書いてあるかよく分からないと感じている子も新聞に親しめるとても簡単なゲームです。
おすすめです。
⑥新聞がどのように作られているのか。新聞ができるまでの写真を並び替えて予想しましょう。
教科書に新聞が配達されるまでの写真が載っていると思います。
それらを印刷し、子どもたちに並べさせます。
私はiPadとロイロノートを使ってタブレット上で並べさせました。
ロイロノートを使えば並べ替えたものもすぐにクラス全体で共有できるのでかなり便利です。
ここでのポイントは「最終チェックは人の目で紙面上で行う」ところ。
写真では手書きで何かをしているように見えるので、どの子どもも工程のはじめの方並べがちです。
自動車工場でも学びましたが、最後は人の目、手でチェックしているというここまでの学びとつながるような考えがでるといいですね。
⑦教科書や資料集で、新聞がどのように作られているのか確認しましょう。
教科書などで確認します。
また情報がどのように伝えられ、どのような影響がでるのかについても確認します。
良い影響だけでなく、「報道被害」などの悪い影響もあることを捉えさせます。
⑧新聞やインターネットなど、これらを使って一番見られている情報は何だと思いますか?
気象情報
⑨気象情報ってどんな情報ですか?
天気予報 台風情報 梅雨 気温 桜の開花予想 洗濯 熱中症 花粉 警報 注意報 など
⑩気象情報はどんな時に調べますか?
遊びに行く時 旅行 登下校 洗濯物を干す時 など
⑪スーパーマーケットなどのお店も気象情報を活用しているが、何のために活用している?
雨が降りそうなら傘などの雨グッズが売れるから
気温によって売れるものが変わってくるから
季節に合った商品を売るため など
その後教科書を使って気象情報を提供する会社と、その情報をお店がどのように活用しているのかを確認
経験とかんだけでなく、客観的な情報も使い売り上げを得るための工夫をしていることをおさえる
⑫お店だけでなく、観光や医療においても情報は活用されています。どんな活用がされているのか予想し、調べてみましょう。
教科書会社によってはここは選択学習になっているかもしれません。
しかし「お店での情報の活用方法」を学んだことを生かす上でも、
学んだことを根拠にそれぞれの分野でどのように情報を活用できるのか予想、仮説がたてられるとおもしろい授業になるのではないかと思います。
⑬商売、観光、医療の他に情報を活用している分野について調べてみましょう。
教育、スポーツ、車などの移動手段など
子ども自身が選んだ分野について調べさせるといいでしょう。
時間的余裕があれば新聞やレポートなどにまとめるのもおもしろいです。
まとめ
以上が「5年社会『情報社会に生きるわたしたち』授業アイディア」でした。
身の回りにあふれている情報。
「あ、ここにも情報が活用されてる!」と
実生活の中で子ども自身が発見できるような授業ができるといいですね。
お読みいただきありがとうございました!
5年生社会の授業は、以下の書籍を参考にしています。