5年国語

【5年国語】「弱いロボットだからできること」授業アイディア

単元目標

あるテーマについて異なる面から見た複数の文章を読んだり、自分の経験や知識と照らしたりしながら多角的に捉え、自分の考えを深めることができる。

5年国語、東京書籍の「弱いロボットだからできること」の授業アイディアです。

「弱いロボットだからできること」授業アイディア

①(範読前に)「強いロボット」とは?「弱いロボット」とは?どんなイメージを持っていますか?

〈強いロボット〉

戦える 力持ち 人を助ける たくさんの機能がある 弱点が少ない 

〈弱いロボット〉

できないことが多い 頼りない 機能が少ない すぐに壊れる

筆者の「弱いロボット」に対する考えをまずは読み取っていくことを確認する

②弱いロボットの事例であげられているのはどんなロボットですか?

ゴミ箱ロボット

③ゴミ箱ロボットのできること、できないことは何ですか?

〈できること〉

ゴミを見つける おじぎ 歩く

〈できないこと〉

ゴミを拾えない

④ゴミ箱ロボットは自分でゴミを拾うことができないですが、筆者はどんなところがいいと言っていますか?

周りの人の協力を引き出す

人を行動させる

そのさらに事例として「赤ちゃん」があげられていることをおさえる

⑤このような人とロボットの関係を、どのような関係と筆者は述べていますか?

たがいに支え合う心地よい関係

⑥「たがいに支え合う」とありますが、人とゴミ箱ロボットでは具体的にどのように支えているのですか?

〈ゴミ箱ロボット〉

ゴミを見つける おじぎをする

〈人〉

ゴミを拾う

⑦筆者の考えの中心はどこに書かれていますか?

「弱さ」を受け止め、たがいに関わりながら生きていくこと

⑧ルンバのようなお掃除ロボットは強いロボットですか?弱いロボットですか?ドラえもんは強いロボットですか?弱いロボットですか?

討論させる。

ここは様々な意見が出るが、筆者の考えに即して考えさせる。

相手の行動を引出し、互いに支え合う関係なら「弱いロボット」となる。

⑨人とロボットの共存の視点から「こんなロボットがあったらいいな」を考えて発表しましょう。

少し難しい発問ではあるが、様々なロボットが考えられておもしろい。

中には「強いロボット」のようなものも発表されるので、その際は意見が活発にかわされる。

「〜ということにしたら弱いロボットになるんじゃない?」などが出てくるとおもしろい。