5年国語

5年国語「大造じいさんとガン」授業アイディア

単元目標
  • 優れた表現を味わいながら読んだり、意見交流をして自分の考えを広げたり深めたりしようとしている
  • 登場人物の心情、場面についての描写を捉え、優れた叙述について自分の考えをまとめることができる
  • 読み取った人物の心情を発表し合い、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。
  • 語感、言葉の使い方に対する感覚などについて関心をもち、場面の様子を想像することができる。

「5年生の国語といえばこれ」と言われるほど有名な教材です。

単純に物語としても面白いですが

叙述が非常に豊かですので、授業を通して

「物語文学習のおもしろさ」を存分に味わわせたいですね。

それではいきましょう!

本日の目次
  1. 5年国語「大造じいさんとガン」授業アイディア
  2. 「大造じいさんとガン」1の場面
  3. 「大造じいさんとガン」2の場面
  4. 「大造じいさんとガン」3の場面
  5. 「大造じいさんとガン」4の場面
  6. まとめ

5年国語「大造じいさんとガン」授業アイディア

①1問1答クイズ

非常に長い物語文ですので

子ども達が内容を把握しているのかを確認するために

1問1答形式の問題をだします。

問題と言っても子ども達は楽しまないので

「大造じいさんクイズ!」などと言うと少し盛り上がります。

  • ガンの頭領の名前は?
  • ガンの群れはどこにやってくる?
  • たにしをどれぐらい集めた?

など誰でも答えられるような問題を場面ごとに出していきます

おそらく物語文を学習する際には

家庭学習として音読を出すと思うのですが

「クイズを教科書を見ないでも答えられるようになるまで読めるといいね」

と私は話しています。

②大造じいさんは何をしている人ですか?

答えは狩人。

これは上のクイズとは別に必ず問います。

東京書籍であるならば「注文の多い料理店」の二人の紳士と対比させて考えさせます。

二人の紳士は趣味、自分の楽しみとして狩りを行っていましたが

狩人はあくまで仕事。

大造じいさんは趣味でガンをとっているのではなく

生活するため、お金を稼ぐため、死なないために

ガンをとっている。

なのでガンがとれないことは

自分の生活に大きく関わってくることを押さえます。

ここを理解させることで大造じいさんの切実感をより感じることができ、

ガンを取れない悔しさを実感さえることができます。

ここは必ず押さえたいですね。

③この物語は何年間のお話ですか?

4年(3年と少し)

それだけ長い戦いであることに気づかせます。

「大造じいさんとガン」1の場面

①大造じいさんは残雪のことをどう思っていますか?

いまいましく思っていた

②なぜいまいましく思っていたのですか?

ガンをとることができなくなったから

③大造じいさんのやる気や自信が分かるところはどこか?

  • しめたぞ
  • ほほう、それはすばらしい
  • 思わず子どものように
  • 夢中でかけつけました
  • うれしく思いました

④「秋の日が美しくかがやいていました」は誰も選んでいないので、この文章は大造じいさんの気持ちを表してはいないですね?

これは景色の表現だから大造じいさんの気持ちではない。

⑤ではもし「どんよりとした雲が広がっていました」という一文でも問題ないですね?

  • それはこの場面に合わないような…
  • 「どんよりした」だと大造じいさんの気持ちも「どんより」している感じがする
  • それなら「秋の日が…」の方が絶対いい

こういった景色の表現も大造じいさんの気持ちと関係がありそうなことを子どもに気づかせた上で

こういった表現を「情景描写」ということを教えます。

この情景描写に気づかせる発問の流れは以下の書籍を参考にしています。

「大造じいさんとガン」2の場面

①1の場面から何年後の話ですか?

1年後

②残雪、ガンをつかまえるために大造じいさんが用意したものは?

  • たにし
  • 小屋
  • 猟銃

③たにしはどれぐらい集めましたか?

5俵

子どもは「5俵」と聞いてもピンとこないので

写真や重さなどで1俵がどれぐらいなのかをここで示せるといいですね。

より大造じいさんの本気度が分かります。

④大造じいさんの気持ちがあらわれている所はどこですか?

ここで子ども自ら情景描写の表現を見つけられると

1の場面での学びが生きていることになります。

⑤1の場面の「ううむ!」と2の場面の「ううん」 大造じいさんの気持ちに違いはありますか?

1の場面ではまだ大造じいさんの余裕を感じますが

2の場面では緊迫感などが上がっていることが分かります。

そういった気持の変化を叙述を基に捉えさせたいですね。

「大造じいさんとガン」3の場面

①この場面で残雪はしとめられましたか?

しとめたというか…

②この場面はじめ、大造じいさんは残雪のことをどう呼んでいますか?

残雪め

③4の場面では残雪をどう呼んでいますか?

ガンの英雄よ

この3の場面で大造じいさんの気持ちの変化が起こっていることに気づかせる。

④大造じいさんの残雪に対する気持ちが大きく変わった瞬間はどこか?

ここでは様々な考えを発表させ、討論させるとおもしろいです。

様々な解釈があると思いますが

「気持ちが変わった瞬間」であるならば

「が、なんと思ったか」の部分になるのではと私は考えています。

⑤なぜ大造じいさんは銃をおろしたのですか?

ここでは

大造じいさんは打てなかった?打たなかった?

をしっかり捉えさせたいと考えています。

打てなかったのではなく、ここでは打てなかった。

ではそれはなぜかを考えさせます。

「大造じいさんとガン」4の場面

①なぜ大造じいさんは残雪をおりから出したのですか?

堂々と戦うため

②大造じいさんの言う「堂々と戦う」とはどういう戦いのことですか?

  • 1対1で
  • おとりなどを使わず

など様々な意見がでるでしょう。

③「ひきょうなやり方でやっつけたかあない」とあるが、大造じいさんがこれまで行ってきた作戦はひきょうですか?

ここは意見が分かれるので討論するとおもしろいです。

タニシつりばりや小屋から狙う作戦をひきょうと捉える子どもと

戦いには作戦が必要だからそれはひきょうではないと考える子どもが必ず出てきます。

私の解釈ですが作戦は基本的にはひきょうではない。

ではひきょうなやり方とは何か?

それは例えば3の場面の後半、残雪が仲間のガンを守ろうとしているところを狙うこと。

それを「ひきょう」だと捉えた、またはそんな残雪を狙ってはいけないと感じたから

大造じいさんは銃を下ろした。

と考えています。

まとめ

以上が「5年国語 大造じいさんとガン授業アイディア」でした。

授業が盛り上がると休み時間になっても話し合いを続ける子もいるし

自主的に考えを日記などに書いてくる子もいたりします。

そんな授業ができるといいですね!

お読みいただきありがとうございました!!

国語の授業で私が参考にしている書籍です。

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