「隙間時間や学活の時間にできるゲームはないかな?」
「中学校の生徒でも楽しんででいきるゲームはないかな?」
という先生に向けて書きました。
目次はこんな感じです。
- 学活、隙間時間にできるおすすめゲーム5選(プリンをねらえ!、絵心ゲーム、わたしはだれでしょうゲーム、ホワイトボードしりとり、かぶっちゃやーよ)
- ゲームをすることで生まれる効果
「どれも知ってる、有名なゲームじゃん。」
と思った先生!戻るボタンを押すのちょっと待って!ウェイトアミニッツ!!
閉じるボタンもちょいお待ち!!
それぞれのゲームが「確実に盛り上がる」ポイントや、何度でも行えるための「バリエーション」もお伝えします。
よろしくお願いします!!
確実に盛り上がる学活、隙間時間にできるおすすめゲーム5選
①プリンをねらえ!
準備いらず、すぐできるゲームです。
小学校の外国語でよく行われる「キーワードゲーム」を知っている方ならイメージしやすいです。
- 2人組で行う
- 2人の真ん中に消しゴムを置く(僕はゲームの前にジャンケンをさせて、「勝った人の消しゴムを置きましょう」としていました)
- 手は頭の上
- 先生が「やきそば!」と言えば右手をあげて「やー!」と言う
- 先生が「おにぎり!」と言えば左手をあげて「おー!」と言う
- 先生が「プリン!」と言ったら消しゴムを取る 取ったほうが勝ち
ルールを説明したら「やー!」「おー!」の練習をするのがいいでしょう。
「~くん、手がずっと逆!(笑)」と、いじれる子どもを使うと笑いが起きます。
確実に盛り上がるポイント
- 同じものを続ける「おにぎり」「おー!」「おにぎり」「おー!」「おにぎり」「おー!」「おにぎり」「おー!」「おにぎり」「おー!」「おにぎり」「おー!(笑)」
- いきなりプリン 「では3回戦いきまーす。……プリン!」
- フェイント 「おにぎり」「おー!」「やきそば」「やー!」「おにぎり」「おー!」「やきそば」「やー!」「おにぎり!!!!(さっきの2倍以上の大きな声で言う)」「バン!」「あ~お手つきや-」
バリエーション
- 先生が「カレーライス」と言えば両手をあげて「かー!」と言う
- 「好きな食べ物言いたい人~?」「うどん」「じゃあうどんの時は右手をあげて『うー!』ね。じゃあ左手の食べ物言いたい人?」「カニクリームコロッケ」「長いな(笑)」
②絵心ゲーム
- 4~5人
- ジャンケンなどで順番を決める
- グループの1番目の人を集め、紙(B4など)を渡す
- 書いてほしい絵を伝える「アンパンマン」(他のグループメンバーには内緒で)
- グループに戻って絵をかく。制限時間1分~2分
- 何をかいているか分かっても言わない
- 制限時間後、書いた絵を黒板にはる
- せーので答えを言う
「書いた絵を黒板にはる」はクラスの実態に合わせてもいいと思います。絵を書くことが苦手な子にとっては抵抗がある場合があるので。
でも、そんなことも気にしないクラスの雰囲気や、「うまく書けているのもいいけど、おもしろい絵があったほうが盛り上がるよね!」という部分を教師から語り、子どもにもその理解があれば黒板に絵をはりましょう。色んな子どもの絵が見られる方が断然盛り上がります。(上記の通り配慮は必要です)
確実に盛り上がるポイント
- 書くものを伝える際 書くものを伝えるときに、キャラクターなどの名前だけを伝えると「分からん」「そんなん書けん」となるので、書いてほしいものを少し(5秒ほど)見せるのがポイント。絵が苦手な子もハードルが下がります。私は授業でiPadを使っているのですが、キャラクターやお店のロゴなどの画像をすぐに見せられるようにしています。
- いじっていい子を確認 この記事最後の「ゲームをすることで生まれる効果」につながる話です。この絵心ゲームは書かれた絵を「いじる」ことでさらに盛り上がるのですが、絵が苦手な子どももいるのでこの点は配慮が必要です。ただ「『ぼく、わたしの絵なら先生、いじっていいよー』っていう人?」と聞くと何人かはいます。男子が多いです。最初は手をあげていなくても、笑いが起こる様子を見て、「先生、俺のもいじっていいよ」と言ってくる子どももいます。
バリエーション
絵心ゲームといえばキャラクターなどを書かせるのがよくありますが、お店や会社のロゴなんかも盛り上がります。
テーマ例
「ドラえもん」とするより、「スネ夫」とか、「アンパンマン」とするより「バタコさん」とすると「え~(笑)」となります。
③わたしはだれでしょう、イエスノーゲーム
- クラス代表1人前へ
- 背中にお題を書いた紙をはる(例:ランドセル)
- 背中を全体にむけ、お題を見せる
- 代表が「はい」か「いいえ」で答えられる質問をする
- (例:「生き物ですか?」「いいえ!」「学校で使うものですか」「はい!」)
- 答えを予想する「私は帽子ですか?」「いいえ!」
バリエーション
- 「何回目の質問で正解に辿り着いたか」の勝負形式にする
- 「質問は◯回まで」と制限を設ける
④ホワイトボードしりとり
- 2人に1枚ホワイトボードを配る
- どちらが1番か決める
- 制限時間を設定する(例:2分)今何分なのかは子どもには見せない
- スタートの言葉を決める(例:しりとりの「り」)
- スタートの合図で1番が「り」から始まる言葉を書いて、ホワイトボードを相手に渡す
- 書いたら渡す、書いたら渡すを繰り返す(前に書いたものは消さずに、言葉の下に書いていく)
- 制限時間になったときにホワイトボードを持っていた人の負け
バリエーション
- 時間設定の変更(例:30秒)
- しりとりのバリエーションの活用(例:字数制限、真ん中しりとり、「ん」で終わる言葉限定など)
- 「2人で何個の言葉をつなげられたか?」と聞く→長く続けようとがんばる
⑤かぶっちゃやーよ
- グループ(4~5人)で行う
- 1人1枚、紙かホワイトボードを渡す
- お題を言う「コンビニと言えば」
- かぶらないものを予想し、書く
- 「かぶっちゃやーよ」の合図の後に書いたものを示す
- グループで誰ともかぶらなければ1ポイント
バリエーション
- グループの人数を増やす
- 「かぶっちゃやーよ」ではなくて「かぶっていーよ」にする
- 「このお題で、クラス全体で5人が書きそうなものは?」にする
お題例(~といえば)
ゲームをすることで生まれる効果
- 教師と子どもとの関係構築「~先生楽しい」
- 子ども同士の関係構築「~くんっておもしろい」
- 学校への期待感アップ「学校楽しい」
- ルールを守ることへの意識「どんなゲームをやっても安心」
- クラスへの安心感「早く学校に行きたいな」
4と5だけ補足します。
私は新しいゲームを行うときには必ず
と聞いて子どもに考えさせます。そして、
そしてそういう言動があればゲームをやめます。ここは徹底して行います。
名指しで注意する必要はなく、
「~している時に、…という言葉が聞こえてきました。なので今日はやめます。では教科書出して」とくどくどと説教はせずにさらっと説明して次の活動に行きます。
そして何日かした後に何ごともなかったように同じゲームをします。
そして何もなく楽しく終われれば「全員が楽しく終われました。先生はうれしいです。いいクラスになるね。」など、短く評価します。
これを徹底して繰り返すことでルールを守ろう、人の気持ちも考えようという意識が高まります。たかがゲームですが、この指導は学級経営に大きく関わってくる部分だと私は思っていました。
この指導が子ども達のクラスへの安心感を生みます。
この指導でどんな活動も楽しめるクラスとなります。
以上です!楽しいゲームで楽しい学級ライフを!!
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