ここを導入として「農業」「畜産業」「水産業」「養殖業」などの食に関する産業についての学習が始まるので、食料生産についての意識をここで高めたい。
そのための授業アイディアです。
それではいきましょう!
【5年社会】「食生活を支える食料の産地」授業アイディア
①○月○日○曜日の給食のメニューを覚えていますか?
ある日の給食メニューをチェックしておき、そのメニューが何だったのかを尋ねる。
だいたいは覚えていないが、クラスに1人はいる給食の献立を完全に把握している給食マスターがズバッと当ててクラスを驚かせたりすることもあります。
出来るだけ「農業」「畜産業」「水産業」「養殖業」など多くの産業に関わっているメニューの日を選択します。
②この日のメニューにはどんな食材が使われていますか?
にんじん、お米、牛肉、パン、牛乳などなど、多くの食材が発表されると思うので、
教師はそれを3つのグループに分けながら板書していきます。
3つのグループは「農業」「畜産業」「水産業」です。
その観点は示さずに分けていくので子どもは
「どういう理由で分けているのだろう」と考える意欲が湧きます。
さらに「3つめが少ないから誰か言ってほしいなぁ」と言うと
「3つ目のグループは何なのか」を
既に発表されて板書されている内容から子ども達は自然と考えます。
この「観点を示さずグループ分け」は子どもたちに考えさせる非常に有効な手立てだと思っています。
③この3つはそれぞれ何のまとまりですか?
農業
水産業
畜産業
④こういった食料は日本のどこから来ているのか?チラシで調べてみましょう。
今は新聞をとっている家庭の方が少ない場合があるので
学校でチラシはとっておくことをおすすめします。
または、1人1台のタブレットやPC端末があるならば
ネットでもスーパーなどのチラシを見ることが出来ます。
⑤食料が日本のどこから来ているのか。調べたことを発表しましょう。
拡大した日本地図に発表された食材を書き込んでいくと
「魚はこのあたりからよく来ている」
「野菜は北海道が多いね」
などの特徴が見えてきます。
「なんで魚はこの地域から多いのだろう」
「北海道は野菜が多いのは何でだろう?寒いのにね」
など、次の学習に向けて問いが生まれてきます。