1人1台タブレット端末が配布後に、授業で活用できるアイディアを教えてほしい!
そういった声におこたえします。
今回はロイロノート を使ったどの授業でも使えて、
子ども達も楽しみながら活動できる活用アイディアについてお話しします。
【1人1台タブレット】 授業活用アイディア【どの授業でも使えます】
①「問題作り」の場面で
結論から言うと各授業の「問題作り」の場面で使えます。
授業を担当されている先生なら1度は「問題作り」に取り組まれた経験があるのではないでしょうか?
目的は
- その時間に学習した内容の復習
- 問題を作る視点から、学習内容のさらなる理解
- 多くの問題を解く機会
などがあると思います。
私も1人1台となる以前の授業で
「◯ページの問題が早く終わった人は自分で問題を作ってみましょう。いい問題があれば次の授業で使わせてもらうね。」
などの指示をよく出していました。
1人1台でない時は
- 作った問題を先生が集めて、授業で使う問題を選ぶ
- 近くの友達と問題を見せ合って解く
という使い方が多かったです。ただこれだと
- 「一部の子どもの問題しか活用できない」
- 「一部の友達の作った問題しか解くことができない」
という状態になります。
しかしロイロノート を使えば作った問題を簡単に全体で共有することができ、さらに多くの友達の問題に取り組ませることができます。
②「問題作り」具体的活用法
- ロイロノート のカードに問題を作るように指示する
- 解き方、答えを書いたカードも作成する
- 2つのカードをつなげて、提出する
- 回答を共有し、全員の問題を見られる状態にしておく
これでOKです。
そして
「では問題が作るれて提出できた人は、他の人が作った問題をノートに解きましょう。3人以上は解けるようにがんばりましょう。答え合わせも自分でしましょうね。」
の指示で子ども達は動けます。
答えも一緒に提出しているので、自分たちで答え合わせまでできます。
「終わった人は教科書(ドリル)の問題をやりましょう」
「終わった人は前にあるプリントをとって、やっておいてください」
に比べて子ども達の意欲が全く違ってきます。
「~くんはどんな問題作ったのかなぁ?」
「~さんの問題、(キャラクター名)がはいってる!」
といった声がちらほら聞こえてきます。
中には
「この問題、解けなくない?」
と、条件不足などが理由でこういったこともでてきます。
その場合は
「この問題を成り立たせるためには、どんな情報が必要?」
という授業展開が考えられます。
この方法を活用すると、
・問題を教師が選ばないといけない
→解きたい問題を子どもが選ぶ
・一部の友達としか共有できない
→クラス全体で共有できる
- 問題を教師が選ばないといけない→解きたい問題を子どもが選ぶ
- 一部の友達としか共有できない→クラス全体で共有できる
また、教師の追加の課題を用意する時間もなくすことができるので、
教師にとっても効果の高い活用方法です。
まとめ
算数で行うことが多いですが、基本的にどの教科でも活用可能です。
中にはとてもおもしろい問題があったりして、次の授業で取り扱うことも多いです。
「問題を解く」だけでなく「問題を作る」ことに取り組ませることで、子ども達に力をつけることができます。
そしてそれを1人1台タブレット端末、ロイロノート とともに活用することでよりよい活動となります。
ぜひ取り組んでみてください。
以上です!お読みいただきありがとうございました!