「学級経営がうまくいく、クラスの雰囲気をよくする簡単なアイディアはないかな?」
という声におこたえします。
結論、「拍手」です。
拍手があふれるクラスはいいクラスが多い。
自然と拍手ができるクラスはいいクラスが多い。
ただどうでしょう?
「~さんがいい意見を言ったね。みんなで拍手!」
「~くんの音読。声がしっかりでていたね。拍手!」
と言っても
「パチ…パチ…パチ…」
とまばらな拍手となる、ということはありませんか?
今回は「拍手の効果」と、「拍手があふれるクラスにするための4つの手立て」についてお伝えします。
クラスの雰囲気が一気によくなる方法【拍手があふれるクラス】
拍手の効果
- 場にメリハリをつける
- ポジティブな雰囲気にする
- その場への積極的参加の意識を高める
- 承認欲求を満たす
- 自己肯定感を高める
これだけではないですね。拍手の効果は非常に多岐に渡ります。
拍手があふれるクラスにするための4つの手立て
①拍手をする意味の語り
これが意外と抜けている。
「拍手は誰でもできるし、いいもの」と子どもも理解していると思っていると拍手をしていない子どもがいても「拍手ちゃんとしなさい!」の指導で終わってしまう。
やはりそこは、小学生であっても、低学年であっても趣意説明が必要だと思います。
趣意説明に正解はありませんが、私の語りの一例です。
いろいろと言っていますが、だいたいの子ども達の中には「あ、拍手しないと当てられる。拍手しよう。」という意識が生まれるので、4月の学級開き段階ではこういった語りで全ての子どもが拍手をします。(私の経験上)
これについては後述します。
②拍手の場面を多く取り入れる
この指導をし、子どもも理解したら、後は拍手の場面を授業などで多く取り入れていきます。
そして拍手をしていない子、拍手が弱い子がいたら見逃さず語ったことを実行するだけです。
1回の指導じゃなかなか入りません。徹底して繰り返します。
ただ注意点は、クラスの雰囲気をよくするために拍手をするのに、拍手をしていない子に「~くん、拍手していない。よりすばらしい意見を言いなさい。」を厳しめに言ってしまうとただただクラスの雰囲気が悪くなるので
ここはさらっと、ポップにいくように私は心がけました。
「おっ、~くんが拍手をしていない。どんな意見が聞けるのかなぁ。」のような。
同じ子が続くと指導が厳しくなっていくこともありますが。
③教師が1番拍手する
これが抜けている先生も多い。
多少おおげさでもいいので、担任の先生が1番大きな拍手をするのです。
そうすると他の子どももつられます。
「教師が子どもより1番~する」はどの指導でも使えます。
④音が出やすい拍手の方法を教える
拍手の方法を教えると子ども達もおもしろがってやってくれます。
インターネットで調べると色々と出てくるのでそれを参考に。
私は
「どちらかの手を少しくぼませて、そこへ力強く。はやく小刻みに」
なんて言っていました。
まとめ(強制でいいの?)
私の結論は「強制でいい」
初期指導段階ではどんなことでもある程度強制力を働かせることは大事だと思っています。
例えば歯磨き。
子どものころ、歯磨きは本当にめんどくさかった。
今、3歳と5歳の子どもがいるのですが、歯磨きをさせるのが本当に大変。
「歯磨きしないとおかし、食べられなくなるよ!」
「歯磨きしないとお口の中にバイキンマンが住んじゃうよ!」
こんなこと言ったって効果なし。
初めは強制的に無理やり歯磨きさせるのです。
しかしそうやって強制的にいやいややっていた歯磨きもいつ頃からか
「歯磨きしないと口の中が気持ち悪い」となって
自分からやるようになる。
少し極端な例かもしれませんが、何かを始める際には「強制」は必要。
その強制が「習慣」を作っていく。
拍手があふれることが当たり前のクラスになっていきます。
上記に書いた手立ては今日から、明日からでも実行可能です。
クラスの雰囲気を一気によくします。
ぜひ参考にしてください。
拍手に関する実践は以下の書籍を参考にしています。
明日使える実践が多く乗っています。ぜひ1度手にとってみてください。
以上です!お読みいただきありがとうございました!!