1人1台タブレット配布されたけど、どうやって使えばいいの?
という声におこたえします。
今回は理科編。
理科の授業での効果的な使い方を紹介していきます!
ではいきましょう。
1人1台タブレット端末の授業活用アイディア【理科編】
①実験経過の動画撮影
実験をグループでおこなわせ、気づいたことや結果をまとめさせますが、
子どもがこちらの意図するところに気づいていないことがあります。
「あそこはどうなってたか覚えてる?」
と聞いても
「覚えてない」
「見てなかった」
ということがよくあります。
もう一度実験させる時間もありません。
それを防ぐために実験の経過をグループの代表に動画で撮影させます。
(動画だけでなく、写真で記録する担当を決めておくこともよいでしょう)
実験後はその動画をグループの全員にAirDropなどを使って共有します。
するといつでも見たい時に、見たい場面から実験の様子を見ることができます。
また、全てのグループの動画を教師のタブレットに転送させると、
「このグループでは見られなかった結果が、こっちのグループでは見られた」
という場合、教師からその実験動画を提示し、
「みんなの実験結果と違うところがあるけど、どこか分かりますか?」
の発問で動画を見ながらもう一度実験を追体験できます。
「教科書で確認しましょう。正しく実験できていればこんな結果になります。これをノートに書いておきましょう。」
のような強引な終わり方を防ぐことができます。
②お試し実験を提示、実況中継
道具的に、時間的に子ども達に実験させることができない場合があります。
そんなときは授業外で行うお試し実験を動画で撮影し、子ども達にその動画を配布する方法があります。
また実際の授業の場で先生が実験を行い、子ども達を近くに来させて見せるという方法もあります。
しかしこれだと、見る場所によっては実験の様子が見えない子どもがでてきます。
それを「zoom」のようなweb会議アプリなどを使うことで、手元のタブレットで実験の様子を見ることができるようになります。
タブレットで実験の様子を見ながら、特に気になるところは実際に実験している場所に行って確認する。
こうすると先生実験でもどの子も差がなく実験の様子を見ることができます。
③画像や実験結果の共有
ロイロノート などを使うと、画像や実験結果の共有が簡単にできます。
実験結果を黒板に書かせることもあると思いますが、
ロイロノート を使えば、全員の結果を一覧できます。
実験結果にばらつきがある際におすすめです。
全てを一覧できることで
「なんでこんなに結果がバラバラなんだろう?」
「どの結果が正しいのだろう?」
という発問に、全員で考えることができます。
また、
「晴れだと思う空をインターネットで探してロイロノート で提出してください」
と発問し、提出させます。
すると子ども達は虹がかかった写真を提出しがち。
しかし虹がかかっている写真は意外と雲がかかっている写真が多い。
子ども達は確実に晴れだと思っているが、
「ほとんど晴れではないですね」
と言うと
「え!?」となります。
「誰の画像が晴れに近いでしょう?」と言うと
ただきれいな画像が晴れだと思っていた子ども達も
自ら観点を絞って画像を見ようとします。
どの教科でもそうなのですが、
ロイロノート などで全員の考えを共有することで
どの子の考えも舞台にあげることができます。
子どもの授業への参加意識を高めることができます。
かなりのメリットです。
④動画の視聴
他の授業と同様、理科でも動画を見せることもよくあります。
同じ活用が可能です。
まとめ
以上が1人1台理科授業での活用アイディアでした。
- 実験経過を動画撮影
- 先生実験を提示、実況中継
- 画像や実験結果の共有
- 動画の視聴
ぜひ参考にしていただければと思います。
以上です!ご覧いただきありがとうございました!!