気候条件に特色のある地域の様子や,その地域の人々のくらし
や産業の特色について,地図や各種資料を活用して調べたことをまとめるとともに,思考・判断し
たことを適切に表現することができるようにする。
沖縄県の気候やくらしの違いについて学習していきます。
子どもたちは「沖縄は温かい」ぐらいのことは知っています。
旅行などで行ったことがある子どももいるでしょう。
しかし実際にどのようなくらしをしているのかについては分からないことが多い。というより自分たちの地域と同じようなくらしをしていると思っている子どももいる。
その既成概念をひっくり返し、驚きとともに調べたり、考えたりする授業ができれば、より学びも深まると思います。
では授業アイディア、いってみましょう。
- 【5年社会】あたたかい土地のくらし沖縄【授業アイディア】
- ①みんなが住んでいる地域で、「桜が咲く」「海びらき」「気温20度超え」「田植え」は何月でしょうか。
- ②沖縄の「桜が咲く」「海びらき」「気温20度超え」「田植え」は何月でしょうか。
- ③沖縄の伝統的な家を見て気づいたことや、みんなの家との違いをノートに書きましょう。
- ④なぜ沖縄の家はこんなつくりになっているのか?
- ⑤沖縄ではどんな農作物を作っているでしょうか?予想しましょう。
- ⑥この中で日本ではほとんど沖縄でしか作られていないものは何か、調べましょう。
- ⑦「◯◯◯◯◯は沖縄の宝」と言われています。◯に入る農作物はなんでしょう。
- ⑧なぜ日本で沖縄でしか作られていないパイナップるではなく、さとうきびが沖縄の宝と呼ばれているのか、調べましょう。
- ⑨沖縄への観光客の数は増えている?減っている?
- ⑩なぜ増えているのか沖縄の魅力は何か調べましょう。
- まとめ
【5年社会】あたたかい土地のくらし沖縄【授業アイディア】
①みんなが住んでいる地域で、「桜が咲く」「海びらき」「気温20度超え」「田植え」は何月でしょうか。
一般的な地域では
桜 4月
海びらき 7月
気温20度超え 6〜9月
田植え 6月
②沖縄の「桜が咲く」「海びらき」「気温20度超え」「田植え」は何月でしょうか。
教科書、資料集、インターネットなどで調べさせる。
桜 1月
海びらき 4月
気20度超え 4〜11月
田植え 3月
③沖縄の伝統的な家を見て気づいたことや、みんなの家との違いをノートに書きましょう。
- 家の周りに木がたくさん植えてある
- 1階建て(平屋)
- 石垣が家の周りを囲っている
- 窓部分が広い
- 白い
④なぜ沖縄の家はこんなつくりになっているのか?
- 自分たちが住んでいる場所と気候が違うから
- 台風が多いから
- 暑いから
風邪対策→平屋、家の周りの木、石垣
暑さ対策→白い 戸口が広い
沖縄では気候に合わせたくらしをしていることをまとめます。
⑤沖縄ではどんな農作物を作っているでしょうか?予想しましょう。
マンゴー スイカ マスカット とうもろこし パプリカ パイナップル 米 かぼちゃ トマト なすび などなど
⑥この中で日本ではほとんど沖縄でしか作られていないものは何か、調べましょう。
パイナップルはほぼ沖縄でのみ作られている。
⑦「◯◯◯◯◯は沖縄の宝」と言われています。◯に入る農作物はなんでしょう。
さとうきび。
⑧なぜ日本で沖縄でしか作られていないパイナップるではなく、さとうきびが沖縄の宝と呼ばれているのか、調べましょう。
教科書、資料集などで調べさせる。
- さとうきび農家の割合が高い
- 作付面積が多い
- 沖縄県農産物の収入の1/5を占めている
- 国内シェアでもトップを占めている
- 気候に合っている
さとうきびがあたたかい土地を好むことや、台風や日照りに強いこともおさえる。
⑨沖縄への観光客の数は増えている?減っている?
増えている
⑩なぜ増えているのか沖縄の魅力は何か調べましょう。
- 美ら海水族館
- 海がきれい
- 果物がおいしい
- さとうきび
- スキューバダイビング
- 海の生き物
- 食べ物
その他「エイサー」などの伝統的なものも紹介する。
まとめ
この学習から様々な土地のくらしについて学習していきます。
大きくまとめると
「その土地の気候などに合わせたくらしをしている」ということを学びます。
外国でなくとも日本国内でも自分たちの常識とは異なるくらしをしている地域は多くあります。
そういったことに子どもたちの驚きを得られるような授業展開になれば、意欲的に学ぼうとする姿勢が見られると思います。
そして最終的には、自分たちの身の回りの環境に沿って、よりよいくらしのための工夫を考えられる姿勢が育てばと思っています。
以上です!ご覧いただきありがとうございました!