観点や構成に着目して内容を的確に理解して要旨をとらえ、自分の考えを明確にしながら読むことができる。
伝えたい内容や目的に合わせて資料を活用して説明することができる。
学年に関わらず説明文の学習で私が意識しているのは
「筆者の説明の工夫」を読み取り、
その工夫を子ども自身が文章を書く時に活用できるようにすること。
「読む」の単元ですが「書く」力も育てます。
それではいきましょう!
5年国語「和の文化を受けつぐ」授業アイディア
①「和」とは何ですか?
日本で生まれたもの 日本独自のもの
②「和」のよさとは何ですか?
伝統がある 落ち着く ずっと大事にされてきているもの 有名 お土産
③「和の文化を受けつぐ」にはどんな「和」が取り上げられていますか?
和菓子
④知っている和菓子を言いましょう
まんじゅう ようかん こんぺいとう せんべい たいやき 和三盆
などなど
⑤ 和菓子「も」その一つです。とありますが、他にどんな日本独自の「和」がありますか?
和太鼓 和紙 着物 寿司 もち 神社 茶道 など
この単元の最後には、これら和菓子以外の「和」について、
「和の文化を受けつぐ」から学んだ説明の工夫を生かしてまとめることをここで伝えます。
⑥問いの文を探しましょう
和菓子は、どのようにしてその形を確立していったのでしょうか
和菓子の文化は、どのような人に支えられ、受けつがれてきたのでしょうか
⑦問に対する答えを筆者はそれぞれ観点に分けて説明しています。その観点はなんでしょう?
和菓子は、どのようにしてその形を確立していったのでしょうか
→和菓子の歴史 和菓子とほかの文化とのかかわり
和菓子の文化は、どのような人に支えられ、受けつがれてきたのでしょうか
→和菓子を作る職人たち 和菓子を食べる人
⑧間違い探し!
この説明文ではつなぎ言葉(次に、例えば、このように、一方など)が多く使われており、そこを読むだけで段落の内容が推測できるようになっています。
分かりやすい文章を書くためにはつなぎ言葉は重要ですのでそこを意識させるため、そのつなぎ言葉を入れ替えたものを子ども達に配布し、考えさせます。
ワードなどで文章を作成してもよいですが、わたしはロイロノートで作成し、それぞれのiPadに配布しました。
つなぎ言葉の大切さに気づかせ、文章を書く際にも積極的に、意識的に活用させます。
⑨筆者が一番伝えたいことは何ですか?要旨にまとめましょう。
これまでの説明文の学習で学んできたことを生かしてまとめられるといいですね。
⑩まとめの活動
子ども達自身が調べたことを文章にまとめ、発表する場を設けます。
- 日本の伝統を紹介しよう!
- ALTの先生に「和〜」を紹介しよう!
- 地域の伝統を紹介しよう!
などなど、子どもの意欲が高まるゴールの活動を設定できると
そこまでの学習にも力が入りますね。
まとめ
以上が5年国語「和の文化を受けつぐ」授業アイディアでした!
説明文の授業は以下の書籍を参考にしています。
お読みいただきありがとうございました!!