- 「1人1台iPadが子ども達に配布されるけど、どんなアプリを使わせたらいいのかなぁ?」
- 「楽しめてしかも学力を高められるアプリはないかな?」
これらにお答えします。
「授業で使えるアプリ」は多くサイトや書籍などでもう紹介されていますが、そういったものを見ていると
「おもしろそうなアプリだが、どの授業のどの単元のどのタイミングで使えばいいのか」などの具体性が欠けているものが多いと個人的に思っています。
アプリ紹介と同時に先生方が「どの場面でどう使うのか」がすぐにイメージできるように書いていきます。
今回は「授業開始時に毎日使える」というくくりでいきます。
この他にも学習アプリは多くあるのですが(これから紹介していきます)、ただやらせて「楽しい」で終わるのではなく、子どもに実際に力がついた効果大のものを3つ紹介します。
授業で使えるiPadおすすめアプリ3選【授業開始時に毎日使えます】
①日本パズル(社会)
都道府県を覚えさせるの、大変じゃないですか?子どもにとっても負担が大きいです。ドリル的なものをさせるにも購入、印刷など準備も大変。そんな悩みを1日わずかな時間このアプリを使うことで一気に解決します。
我が娘が5歳のとき、このアプリを使ってあっという間に都道府県の場所を覚えました。それぐらい効果が高いです。
社会の授業のはじめの時間3~5分を使ってやらせてみてください。
はじめはめちゃくちゃ時間がかかりますが、社会の授業で毎回行うことでどの子どももタイムが縮んでいきます。
「都道府県全然覚えられん」「社会きらい」っていう子どももこのアプリは楽しめます。そしてあっという間に教師のタイムを抜かれます。
3つのモードがあるのですが、まずは「トレーニングモード」を一斉にやらせるのがいいでしょう。
このアプリは使わない理由がないとまで思えるアプリです。
②あんざんまん(算数)
四則演算を練習できるアプリです。このアプリの良さは「バリエーションの多さ」です。子どもに飽きを感じさせず、長く続けて使えます。
はじめは授業開始時に「あんざんバトル」を3~5分で行わせるのがよいでしょう。
たし算ならたし算を2週間~1ヶ月徹底して毎日行ってみてください。計算速度がかなり速くなります。
100マス計算などのプリントを用意する必要もなし。計算が苦手な子どもも他者との差を気にせず自分のペースで行えます。
レベルがアップすると小判がたまっていくのも、ゲーム性があっていいです。
いや、これも使わせない理由ないんじゃないかなぁ…。
③小学生手書き漢字ドリル(国語)
このアプリ1つで小学校の6年間で習う全ての漢字を学習できます。新学習指導要領にも対応済み。
このアプリの良さはなんといっても「手書き」を判定してくれるというところ。漢字学習アプリでも3択のようなクイズ形式になっているアプリは多いのですが、手書きした字の正誤を判定でき、ここまで質のよいアプリはありません。
これも授業の初めの短時間で。「昨日学習した漢字が含まれているところからやりましょう」や「2年生のその4から今日はやりましょう」などと指示すると子ども達は動けます。
漢字は「忘れ」との戦い。それを解決してくれるアプリです。それぞれのコースを1度だけでなく、何度もやらせることで、漢字定着の大きな助けとなります。
1つ注意点は、手書きする場合に適当に書いても正解の判定になってしまうことがあって、それが分かるといつもてきとうに「ぐるぐる~」と書いてしまう子どもがいたりします。
「自分の力となるためにやりましょう。てきとうには書かないようにね。」といった指導が一言必要かと思います。
わからなくても書き順付きの答えを表示してくれますので、どの子どもも安心して、楽しみながら学習できます。
使わせない理由なし!!
まとめ(2つ話をします)
以上が「授業開始時に毎日授業で使えるiPadおすすめアプリ3選」でした。
最後に2つお話しさせてください。
①先生方もぜひ使ってみましょう
以前の記事にも書きましたが、子どもにやらせる前に、まず先生が使ってみることがかなり大切だと思っています。
「これは使えるな」「このモードはゲーム性が強すぎてあまり力にならないな」「広告が出た場合はどうすればいい?」などはやってみて初めて分かることが多いです。
今日紹介したアプリは全て無料です。ぜひ使ってみてください。
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②授業開始時以外にも
今回は「授業開始時に毎日使える」というくくりで紹介しましたが、これらアプリは授業開始時以外にも当然使えます。例えば、授業後半で練習問題やドリルに取り組んでいる時に早く終わった子どもに「あんざんアプリしてていいよ。」と伝えます。この一言だけで早く終わった子どもは静かにその時間を過ごすことができます。先生はまだできていない子どもの所へ行ってフォローを行えます。1人1台になった場合、実はここがかなり大きいと思っています。(これについてはまた記事にしたいと思っています)
以上です!
ご覧いただきありがとうございました!